KPMG Global Cyber Dayでは、国内外のKPMGのメンバーファームに在籍するサイバーセキュリティに知見を持つプロフェッショナルが連携し、各国・地域で小中高生およびその保護者を対象に、サイバーセキュリティに関する特別授業を行っています。
KPMGジャパンが実施した「サイバーセキュリティサーベイ2025」によると、過去1年間にサイバー攻撃によって何らかの被害を受けた企業は回答企業の20%を占め、そのうち44%の企業に1,000万円以上の被害額が発生、
1億円以上の被害が発生した企業も2023年の調査の6.7%から8.0%に増加しているという実態が明らかになりました。
また、サイバーセキュリティは、組織だけでなく子どもたちにとっても大きな問題となっています。DQ Instituteの報告によると、8~12歳の子どもたちの約70%が、過去1年間に少なくとも1回はサイバーリスクを経験したことが判明しています。この統計は、2018年に調査が開始されてから事実上変化がなく、DQ Instituteが「持続的サイバーパンデミック」と呼ぶ状況となっています。
インターネットを活用したコミュニケーションや取引による利便性が増す一方で、それに伴う危険性(リスク)も増えていることを踏まえ、KPMGジャパンは、サイバーセキュリティへの理解を早期から深めておくことが重要と考え、「KPMG Global Cyber Day in Japan」を2018年から継続的に実施しています。
KPMGジャパンでは、これまで、7年、13校、4,060名を超える学生および保護者の方々に向けて、サイバーセキュリティの大切さを啓発するための特別授業を提供しています。
KPMG Global Cyber Day in Japanチームの講師・サポートメンバーの声
- インターネットの世界は変化が非常に早く、利便性だけでなくリスクを把握することが大切です。ネット上で得られる情報はすべて正しいとは言えず、自分自身で取捨選択や判断ができなければなりません。子どもに適切な利用方法を教えるには、保護者の方の理解や環境づくりが必要だと考えているため、保護者の方々に向けた講演も非常に有意義なものだったのではないかと思います。ソーシャルメディアやインターネットは生活の一部になっているので、今後も特別授業を通じてサイバーセキュリティの大切さを伝え、大人も子どもも適切にネットを利用できるよう、サポートしたいと考えています。(E.F)
- 私が学生だった時の環境とは大きく異なり、学校生活・私生活ともにデジタルデバイスを活用するのが当たり前で、その分生徒さんたちが多くのサイバーセキュリティリスクに囲まれていることを実感しました。ただ安直にリスクだから避けるのではなく、AIのように、きちんと活用できればメリットがある便利なツールもたくさんあります。デジタルデバイスやソーシャルメディアとうまく付き合っていくためにはどうすればいいのかという問いに向き合うことは、私自身の学びにもなりました。授業を通じ、少しでも多くの生徒さんに考えるきっかけを作ることができていたら幸いです。(M.S)
- 子どもを持つ親として、AIやデジタルデバイスに潜むサイバーリスクにどう備えるべきか悩んでいた中で、授業に参加しました。授業では、普段使っているSNSが犯罪の入り口になる事例や、オンラインゲームなど非対面の環境で起きるトラブルを取り上げながら、リスクへの備え方を共感できる形で伝えていきました。特に印象的だったのは、生徒たちの前でAIが回答を知り得ない質問を投げかけ、ハルシネーションを起こす瞬間を実演したことです。AIが完全ではないことを理解し、普段接している様々な情報に対しても自分で考える意識を身に着けるよい機会になったと思います。様々な年代の児童・生徒と接し、デジタルが生活に欠かせない存在であることを改めて感じると同時に、私自身も子どもへのリテラシーの伝え方について多くの学びを得ました。(A.O)
KPMGジャパンは、ESGに関するコミットメントと行動計画である「Our Impact Plan」において、専門的知見を活かした教育支援活動への注力を掲げています。私たちは、これからも教育分野への社会貢献に努めていきます。