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      本記事は、2021年6月7日に公開いたしましたが、ご要望を受け、当時公開したセミナー動画を加え、再公開いたします。

      1.問題の所在

      都市インフラ更新の必要性

      わが国の都市インフラは疲弊し、大規模な修繕、再投資と近代化が課題となっています。都市インフラの老朽化は、市民と企業の生活を危険にさらすだけでなく、私たちのQOL(Quality of Life)と国際的な経済競争力にも影響を及ぼします。一方、多くの自治体にとって、資金調達やマネタイズが、スマートシティプロジェクトにおける最も重要な課題となっています。

      スマートシティをブームで終わらせないために

      近年、日本各地でスマートシティの実証実験や構想・計画が発表・推進され、2010年前後以来の第2次スマートシティブームの様相を呈しています。都市の持続的な機能向上のためには、どの課題のためにどのように資金を配分し、それを誰が負担するかということを、行政、民間、市民などすべての参加者が真剣に考える必要があるでしょう。

      なぜスマートシティプロジェクトは持続しないのか

      現在、多くの大企業やスタートアップがいわゆるスマートシティビジネスへの参入を試みていますが、ビジネス的に大きな成功を収めた事例はほとんど聞かれません。「持続可能=“儲かる”ビジネスモデル」を確立するにはどうすればよいのかという、根本的な問題に改めて向き合う局面にきています。

      2.スマートシティの類型化と参加者の整理

      都市に関与する参加者と資金負担方法の整理

      スマートシティプロジェクト推進に十分な資金を確保するためには、都市のスマート化による利便性向上から得られるベネフィットと、コスト負担の透明化が重要です。

      スマートシティの類型化

      スマートシティはその地域や計画によって、立地条件(「Green Field(新規開発)」か「Brown Field(既存地域)」か)、規模、課題などはさまざまです。本冊子では、スマートシティをその導入目的から「課題解決型」、「機能向上型」、「需要創出型」に分類します。

      わが国における「需要創出型」のスマートシティプロジェクト

      日本で進行しているGreen Fieldにおける「需要創出型」のスマートシティプロジェクトの代表例として、グランフロント大阪プロジェクト、柏の葉プロジェクトを紹介します。

      3.基本的な考え方

      スマートシティを構築して維持継続するために、持続可能なファイナンシャルモデルにおける要点を7つ紹介します。

      (1) 中長期的な視点でのベネフィットの最大化とコストの最小化

      (2) 産業横断効果によるコスト削減の可能性

      (3) 新たな収入源の検討:幅広い参加者のベネフィットを明らかに

      (4) 最新の金融テクノロジーの活用

      (5) 今後の課題:データの利活用のさらなる可能性

      (6) 民間からの資金提供を促す税制の措置

      (7) 参加者間の合意・信頼関係が重要

      4.持続可能なスマートシティの適用モデル

      さまざまな課題を抱える典型的な日本の地方都市を想定し、前述のようなファイナンシャルモデルの“考え方”を導入することによって、都市課題の解決を継続可能な形で進める適用モデルを検討します。

      5.提言

      スマートシティを構築するためには、これまで以上に幅広い資金調達方法を取り入れることが必要です。さらに、スマートシティを持続させていくためには、提供するサービスの需要と供給、収入と支出を考慮し、多様な資金源(既存の行政コスト効率化・低減、サービス収入)を検討することが有効で、これにより中長期的な経済合理性を確保することが必須です。

      講演動画

      「スマートシティファイナンス~住みやすい街づくりのためのお金の話」を基に、国内外のスマートシティプロジェクトの現状と、スマートシティプロジェクトを実装し、維持継続するための基本的な考え方、取るべき施策とファイナンスの手法について解説します。

      プログラム紹介

      視聴時間:約40分

      はじめに
      1. 序論:問題提起
      2. トロント/Sidewalkからの学び
      3. KPMGが考える持続可能なファイナンスの成功要因

      講師

      KPMGモビリティ研究所/KPMGコンサルティング パートナー 馬場 功一
      KPMGモビリティ研究所/KPMGコンサルティング プリンシパル 倉田 剛

      ※本動画は、2021年8月に公開したオンラインセミナー「スマートシティファイナンス~住みやすい街づくりのためのお金の話」の講演動画です。

      ※アンケートおよび講演資料のダウンロードは終了いたしました。

      ※映像内でご案内しているチャプター機能はご利用いただけません。

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      視聴環境についての詳細はVimeo公式サイト にてご確認ください。

      馬場 功一

      執行役員 パートナー                

      KPMGコンサルティング

      倉田 剛

      KPMGジャパン インフラストラクチャーセクター 運輸・物流・ホテル・観光セクター統轄リーダー/KPMGコンサルティング プリンシパル/KPMGモビリティ研究所コアメンバー

      KPMGコンサルティング

      スマートシティファイナンス

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      住みやすい街づくりのためのお金の話

      KPMGコンサルティング

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